BlogWatcher Skill - Clawdbot向けRSS/Atom監視システム
Clawdbot向けBlogWatcher Skillを利用して、RSS/Atomフィードの自動監視と新着記事検出を実現する方法を解説します。
BlogWatcher Skill - Clawdbot向けRSS/Atom監視システム
2026年現在、情報収集の自動化を支援するツールとして、Clawdbot向けのBlogWatcher Skillが提供されている。BlogWatcherは、Go言語で開発されたコマンドラインツールであり、ブログやRSS/Atomフィードの更新を追跡し、新着記事の自動検出を可能にする。
本記事では、BlogWatcher SkillのClawdbotへの統合方法、主要機能、および実装例を解説する。
概要
BlogWatcher Skillは、Hyaxiaがオープンソースで開発するRSS/Atom監視ツールを、Clawdbotエージェントから利用可能にするスキルパッケージである。Clawdbotエージェントは、このスキルを通じて複数のフィードを登録・監視し、新着記事の検出時に自動的にアクションを実行できる。
主な特徴
- Go言語によるシングルバイナリ配布
- RSS/Atomフィード両対応
- 既読/未読管理機能
- スキャン・記事一覧・既読マーク等の基本操作
- Clawdbotスキルシステムとのネイティブ統合
技術的仕様
システム要件
- Go 1.18以上(ビルド時)
- macOS、Linux、Windows対応(Go標準のクロスプラットフォーム対応)
- ネットワーク接続(フィード取得時)
インストール方法
Clawdbotスキルシステムによる自動インストール、または手動でGoツールチェーンからインストールが可能。
Clawdbot経由(推奨)
# Clawdbotが自動的にインストール
clawdbot skill install blogwatcher
手動インストール
go install github.com/Hyaxia/blogwatcher/cmd/blogwatcher@latest
インストール後、blogwatcher --helpで動作確認が可能。
主要機能
BlogWatcherは、以下の主要コマンドを提供する。
フィード管理
# フィード追加
blogwatcher add "My Blog" https://example.com
# 登録フィード一覧
blogwatcher blogs
# フィード削除
blogwatcher remove "My Blog"
スキャンと記事管理
# 新着記事スキャン
blogwatcher scan
# 記事一覧表示
blogwatcher articles
# 記事を既読にする(ID指定)
blogwatcher read 1
# 全記事を既読にする
blogwatcher read-all
コマンド出力例
フィード一覧の表示例:
$ blogwatcher blogs
Tracked blogs (1):
xkcd
URL: https://xkcd.com
スキャン実行例:
$ blogwatcher scan
Scanning 1 blog(s)...
xkcd
Source: RSS | Found: 4 | New: 4
Found 4 new article(s) total!
実装例
以下に、Clawdbotエージェントが BlogWatcher Skill を活用する実装例を示す。
1. 自動スキャンと通知
// Clawdbotエージェントコード例(Node.js)
const { exec } = require('child_process');
const util = require('util');
const execPromise = util.promisify(exec);
async function scanBlogsAndNotify() {
try {
const { stdout, stderr } = await execPromise('blogwatcher scan');
// 新着記事数を抽出
const match = stdout.match(/Found (\d+) new article\(s\) total/);
if (match && parseInt(match[1]) > 0) {
const count = match[1];
console.log(`新着記事が${count}件見つかりました`);
// Clawdbotのメッセージングシステムに通知
// (実装は環境依存)
await notifyUser(`新着記事: ${count}件`);
}
} catch (error) {
console.error('スキャンエラー:', error);
}
}
// 1時間ごとに実行
setInterval(scanBlogsAndNotify, 3600000);
2. フィード一覧のJSON出力(パース例)
# blogwatcherはネイティブJSON出力をサポートしないため、
# 出力をパースする必要がある
blogwatcher blogs | grep -A 1 "Tracked blogs" > /tmp/blogs.txt
3. 新着記事の自動既読化
#!/bin/bash
# 毎日午前2時に全記事を既読にするスクリプト例
blogwatcher read-all
echo "全記事を既読にしました: $(date)" >> /var/log/blogwatcher.log
4. 複数フィード一括登録
#!/bin/bash
# フィードリストから一括登録
declare -A feeds=(
["TechCrunch"]="https://techcrunch.com/feed/"
["Ars Technica"]="https://feeds.arstechnica.com/arstechnica/index"
["Publickey"]="https://www.publickey1.jp/atom.xml"
)
for name in "${!feeds[@]}"; do
blogwatcher add "$name" "${feeds[$name]}"
echo "追加: $name - ${feeds[$name]}"
done
5. Cron統合例
# crontabエントリ例(1時間ごとにスキャン)
0 * * * * /usr/local/bin/blogwatcher scan >> /var/log/blogwatcher-scan.log 2>&1
ユースケース
BlogWatcher Skillは、以下のシナリオで活用される。
1. 技術ブログの定期監視
複数の技術ブログ(TechCrunch、Publickey、Ars Technica等)を登録し、新着記事を自動検出してDiscord/Slackに通知する。
2. 競合他社の発表監視
競合企業の公式ブログやニュースフィードを監視し、新製品発表やプレスリリースを即座に検出する。
3. 研究論文フィードの追跡
arXiv、IEEE、ACM等の論文フィードを監視し、特定トピックの新着論文を研究者に自動通知する。
4. ニュースアグリゲーション
複数のニュースソースからフィードを収集し、Clawdbotエージェントが内容を要約して日次レポートを生成する。
制限事項・セキュリティ考慮事項
制限事項
- JSON形式のネイティブ出力は未サポート(テキストパースが必要)
- フィード取得時のHTTPエラーハンドリングはコマンド実行側で実装が必要
- 大量のフィード(100件以上)を登録した場合の性能データは公開されていない
セキュリティ考慮事項
- フィードURL検証: 信頼できないソースのURLは事前に検証すること
- ネットワークアクセス: 外部ネットワークへのアクセス権限が必要
- データストレージ: 既読/未読情報はローカルに保存されるため、機密情報を含むフィードの場合は適切なアクセス制御を実施すること
参考リンク
- 公式GitHubリポジトリ: https://github.com/Hyaxia/blogwatcher
- Clawdbot公式サイト: https://clawdbot.com
- RSS 2.0仕様: https://www.rssboard.org/rss-specification
- Atom 1.0仕様: https://tools.ietf.org/html/rfc4287
本記事の情報は2026年2月15日時点のものです。BlogWatcherの機能や仕様は変更される可能性があります。最新情報は公式GitHubリポジトリをご確認ください。
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