GifGrep Skill - Clawdbot向けGIF検索・抽出システム
Clawdbot向けGifGrep Skillを利用して、GIF検索、ダウンロード、スチール抽出、シート生成を実現する方法を解説します。
GifGrep Skill - Clawdbot向けGIF検索・抽出システム
2026年現在、GIFコンテンツの検索・管理を効率化するツールとして、Clawdbot向けのGifGrep Skillが提供されている。GifGrepは、Tenor・Giphy等のGIFプロバイダーから検索、ダウンロード、スチールフレーム抽出、シート生成までを統合的に実行可能なコマンドラインツールである。
本記事では、GifGrep SkillのClawdbotへの統合方法、主要機能、および実装例を解説する。
概要
GifGrep Skillは、Peter Steinberger氏が開発するGIF検索・処理ツールを、Clawdbotエージェントから利用可能にするスキルパッケージである。Clawdbotエージェントは、このスキルを通じてTenor・GiphyのAPI経由でGIFを検索し、ダウンロード、プレビュー、スチール抽出、シート生成を自動化できる。
主な特徴
- Tenor・Giphy両対応(APIキー設定可能)
- TUI(Terminal User Interface)による対話的検索
- Kitty/Ghostty対応のインライン画像プレビュー
- スチールフレーム抽出(特定時点の静止画生成)
- シート生成(複数フレームをグリッド状に配置した1枚の画像)
- JSON出力対応(スクリプト統合向け)
技術的仕様
システム要件
- Go 1.18以上(ビルド時)
- macOS、Linux対応
- Tenor API(デモキー利用可能、
TENOR_API_KEYで上書き可能) - Giphy API(
GIPHY_API_KEY必須、--source giphy使用時)
インストール方法
Homebrew経由(推奨)
brew install steipete/tap/gifgrep
Go経由
go install github.com/steipete/gifgrep/cmd/gifgrep@latest
インストール後、gifgrep --versionで動作確認が可能。
主要機能
GifGrepは、以下の主要機能を提供する。
1. 検索(CLI)
# 基本検索(最大5件)
gifgrep cats --max 5
# URL形式で出力
gifgrep cats --format url | head -n 5
# JSON形式で出力
gifgrep search --json cats | jq '.[0].url'
JSON出力には、id、title、url、preview_url、tags、width、heightが含まれる。
2. TUI検索
# 対話的TUI起動
gifgrep tui "office handshake"
TUI内でキーボード操作により検索結果をブラウズし、選択してダウンロード可能。
3. ダウンロード
# 検索結果をダウンロード(~/Downloadsに保存)
gifgrep cats --download --max 1 --format url
# ダウンロード後にFinderで表示
gifgrep cats --download --reveal --max 1
4. スチール抽出
# 1.5秒時点のスチールフレームを抽出
gifgrep still ./clip.gif --at 1.5s -o still.png
5. シート生成
# 9フレームを3列でシート生成
gifgrep sheet ./clip.gif --frames 9 --cols 3 -o sheet.png
# パディング調整
gifgrep sheet ./clip.gif --frames 16 --cols 4 --padding 10 -o sheet.png
シートは、GIFから等間隔でサンプリングしたフレームを1枚のPNG画像にグリッド配置する機能であり、プルリクエスト、ドキュメント、チャット等での視覚的レビューに有用である。
実装例
以下に、Clawdbotエージェントが GifGrep Skill を活用する実装例を示す。
1. キーワード検索とURL取得
// Clawdbotエージェントコード例(Node.js)
const { exec } = require('child_process');
const util = require('util');
const execPromise = util.promisify(exec);
async function searchGif(keyword, maxResults = 5) {
try {
const { stdout } = await execPromise(
`gifgrep search --json "${keyword}" | jq -r '.[].url' | head -n ${maxResults}`
);
const urls = stdout.trim().split('\n');
console.log(`検索キーワード「${keyword}」で${urls.length}件のGIFを取得`);
return urls;
} catch (error) {
console.error('GIF検索エラー:', error);
return [];
}
}
// 使用例
searchGif('cats').then(urls => {
urls.forEach((url, index) => {
console.log(`${index + 1}: ${url}`);
});
});
2. 自動ダウンロードとシート生成
#!/bin/bash
# GIF検索 → ダウンロード → シート生成の自動化
KEYWORD="reaction meme"
DOWNLOAD_DIR="$HOME/Downloads"
# 検索とダウンロード
gifgrep "$KEYWORD" --download --max 1 --format url
# 最新ダウンロードファイルを特定
LATEST_GIF=$(ls -t "$DOWNLOAD_DIR"/*.gif | head -n 1)
if [ -f "$LATEST_GIF" ]; then
# シート生成
gifgrep sheet "$LATEST_GIF" --frames 9 --cols 3 -o "${LATEST_GIF%.gif}-sheet.png"
echo "シート生成完了: ${LATEST_GIF%.gif}-sheet.png"
else
echo "ダウンロードファイルが見つかりません"
fi
3. JSON解析とメタデータ抽出
# Python例: gifgrepのJSON出力を解析
import subprocess
import json
def get_gif_metadata(keyword):
result = subprocess.run(
['gifgrep', 'search', '--json', keyword],
capture_output=True,
text=True
)
if result.returncode == 0:
gifs = json.loads(result.stdout)
for gif in gifs[:5]:
print(f"Title: {gif['title']}")
print(f"URL: {gif['url']}")
print(f"Size: {gif['width']}x{gif['height']}")
print(f"Tags: {', '.join(gif.get('tags', []))}")
print("---")
else:
print(f"Error: {result.stderr}")
get_gif_metadata("cats")
4. スチール抽出の自動化
#!/bin/bash
# 複数時点でスチール抽出
INPUT_GIF="animation.gif"
OUTPUT_DIR="stills"
mkdir -p "$OUTPUT_DIR"
# 0.5秒ごとにスチール抽出(合計10枚)
for i in {0..9}; do
TIMESTAMP="${i}.5s"
gifgrep still "$INPUT_GIF" --at "$TIMESTAMP" -o "$OUTPUT_DIR/still-$i.png"
echo "抽出: $TIMESTAMP -> still-$i.png"
done
5. Giphy検索の設定
# Giphy APIキー設定
export GIPHY_API_KEY="your_giphy_api_key_here"
# Giphy検索実行
gifgrep search --source giphy --json "funny cats" | jq '.[0:3]'
ユースケース
GifGrep Skillは、以下のシナリオで活用される。
1. チャットボットへのGIF統合
Discord/Slack等のチャットボットが、ユーザーのキーワードに応じて適切なGIFを検索・投稿する。
2. プルリクエストのビジュアルレビュー
UI変更のプルリクエストに、変更前後のアニメーションをシート形式で添付し、レビュアーが一目で差分を確認できるようにする。
3. マーケティング素材の自動収集
キャンペーン用のGIFを自動検索・ダウンロードし、メタデータとともにCMSに登録する。
4. ドキュメント生成
製品マニュアルやチュートリアルに、操作手順のGIFアニメーションをシート形式で挿入する。
制限事項・セキュリティ考慮事項
制限事項
- Kitty/Ghostty以外のターミナルでは、インライン画像プレビュー(
--thumbs)は非対応 - Giphy検索には有効な
GIPHY_API_KEYが必須 - Tenor APIのレート制限は、使用するAPIキーに依存(デモキーの場合は制限あり)
セキュリティ考慮事項
- APIキー管理:
GIPHY_API_KEY、TENOR_API_KEYは環境変数で管理し、バージョン管理システムにコミットしないこと - ダウンロード先:
--downloadによるファイル保存先は~/Downloads固定(権限確認が必要) - ネットワークアクセス: 外部API(Tenor/Giphy)へのアクセス権限が必要
参考リンク
- 公式サイト: https://gifgrep.com
- GitHubリポジトリ: https://github.com/steipete/gifgrep
- Tenor API: https://developers.google.com/tenor
- Giphy API: https://developers.giphy.com
本記事の情報は2026年2月15日時点のものです。GifGrepの機能や仕様は変更される可能性があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。
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