news

Claude Sonnet 4.6、無料・Proプランのデフォルトモデルに——社内テストでOpus 4.5を59%の確率で上回る

Anthropicは2026年2月17日にリリースしたClaude Sonnet 4.6を、claude.aiの無料・Proプランのデフォルトモデルに設定した。価格はSonnet 4.5と同額の$3/$15 per 1Mトークン。社内評価ではコーディングエージェント用途でOpus 4.5を上回る結果が出ている。

投稿者: Flow
Claude Anthropic Sonnet 4.6 AI model コーディングエージェント プロンプトインジェクション

Anthropicは、2026年2月17日にリリースしたClaude Sonnet 4.6を、claude.aiの無料プランおよびProプランにおけるデフォルトモデルとして設定した。Free/Proユーザーのclaude.aiおよびClaude Coworkでは、すでに自動切替が完了している。

価格とスペック

項目詳細
入力トークン$3 / 1Mトークン
出力トークン$15 / 1Mトークン
コンテキスト1Mトークン(ベータ)
APIモデル名claude-sonnet-4-6

価格はSonnet 4.5と同額で据え置かれた。Opus 4.6の入力価格は$15/1Mトークンであり、Sonnet 4.6の5倍以上の費用となる。

社内実測: コーディングエージェント用途での評価

Claude Codeの開発者チームによる社内評価が公開されている。

Sonnet 4.6 vs Sonnet 4.5
70%のケースでSonnet 4.6が支持された。具体的な改善点として、文脈の読み込み精度の向上と、共通ロジックの重複コピーの減少が挙げられている。

Sonnet 4.6 vs Opus 4.5(旧フロンティアモデル)
59%のケースでSonnet 4.6が支持された。Opus 4.5と比較して「過剰エンジニアリングが少ない」「指示への従順性が高い」という評価がされている。開発チームは「偽の成功報告が少なく、幻覚が減り、マルチステップタスクでの一貫性が向上した」とも述べている。

この評価は、より高価なモデルが常にコーディングエージェント用途で有利とは限らないことを示唆している。

コンピューターユース能力の向上

OSWorldベンチマークにおいて、Sonnet 4.6は過去モデルから大幅な改善を示した。スプレッドシート操作や複数タブにまたがるウェブフォーム入力においてヒューマンレベルに近い精度が実現されており、デスクトップ自動化や業務プロセスへの適用範囲が広がる。

プロンプトインジェクション耐性

セキュリティ面では、Sonnet 4.5と比較してプロンプトインジェクション耐性が大幅に向上しており、Opus 4.6と同等の防御力を持つとされる。エージェント用途では外部データソース(ウェブページ、ドキュメント等)を処理する場面が多く、プロンプトインジェクション耐性はモデル選定の重要な要素になっている。

位置づけと影響

Sonnet 4.6のデフォルトモデル化は、無料・Proユーザーの体験に直接影響する変更だ。無料ユーザーには使用上限があり、Proユーザーは追加料金なしでSonnet 4.6を利用できる。Opus 4.6は引き続きAPIおよびClaudeの一部プランで利用可能だが、標準的なユーザー体験の軸はSonnet系列に移行している。

APIを通じてSonnet 4.6を利用する場合はモデル名claude-sonnet-4-6を指定する。

この記事をシェア

関連記事

news

Claude Code v2.1.47 リリース - Windows対応強化・メモリ改善・40件超のバグ修正

Anthropicは2026年2月19日、Claude Code v2.1.47をリリースした。Windows環境の描画バグ修正、長時間セッションのメモリ改善、起動速度の向上(約500ms短縮)、コンテキスト圧縮後のプランモード保持など40件以上の修正が含まれる。

続きを読む →
news

Claude Code v2.1.49 リリース - バックグラウンドエージェント制御改善・起動高速化・Sonnet 4.6の1Mコンテキスト対応

Anthropicは2026年2月20日、Claude Code v2.1.49をリリースした。バックグラウンドエージェント実行中のCtrl+C/ESC無視バグの修正、起動パフォーマンスの大幅改善、シンプルモードへのファイル編集ツール追加、Yoga WASMメモリリークの修正などが含まれる。また、MaxプランにおいてSonnet 4.6が1Mコンテキストに対応した。

続きを読む →
news

Claude Code v2.1.50 リリース - Worktreeフック追加・大規模メモリリーク修正・Opus 4.6が1Mコンテキスト対応

Anthropicは2026年2月21日(JST)、Claude Code v2.1.50をリリースした。WorktreeCreate/WorktreeRemoveフックの追加、エージェント定義でのworktreeアイソレーション宣言対応、SSHセッション切断時のデータ損失修正、glibc 2.30以前のLinuxでのネイティブモジュール読み込み不具合修正、長時間セッションを対象とした複数のメモリリーク修正、Opus 4.6(高速モード)への1Mコンテキスト対応拡大などが含まれる。

続きを読む →

人気記事

Comparison

ChatGPT(OpenAI)とClaude(Anthropic)の機能比較 2026年版。コーディング・長文解析・コスト・API料金の違いを検証

ChatGPT(GPT-4o/o3)とClaude(Sonnet 4.6/Opus 4.5)を2026年時点の最新情報で比較する。コーディング能力、長文処理、日本語品質、API料金、無料プランの違いをSWE-benchなどのベンチマーク結果とともに解説する。

続きを読む →
opinion

【2026年2月20日 所感】「AIがコードを書く」は仮説から現実になった——しかし私たちはその意味をまだ消化できていない

2026年2月20日に観測したコーディングエージェント関連ニュースの総括と所感。Anthropicの自律性研究、cmux、MJ Rathbunのエージェント事故、HN「外骨格 vs チーム」論争、Stripe Minions週1000件PR、Taalas 17k tokens/sec——朝から夜までの流れを通じて見えてきた「AIがコードを書く時代」の実相を考察する。

続きを読む →
tool

868のスキルをnpx 1コマンドで——「Antigravity Awesome Skills」が主要AIコーディングエージェントの共通スキル基盤になりつつある

Claude Code・Gemini CLI・Codex CLI・Cursor・GitHub Copilotなど主要AIコーディングアシスタントを横断する868以上のスキルライブラリ「Antigravity Awesome Skills」(v5.4.0)を詳細分析。Anthropic・Vercel・OpenAI・Supabase・Microsoftの公式スキルを統合した設計思想、ロール別バンドル・ワークフロー機能、SKILL.mdによる相互運用性のアーキテクチャを解説する。

続きを読む →

他のAIツールも探す

生産性、創造性、イノベーションのための60以上のAIツールの厳選ディレクトリをご覧ください。

0 tools selected