Claude CodeのCLIをビジュアル化するOSSツール「claude-devtools」が公開3日で3,700DL、HackerNews 3位を記録
Claude CodeのCLI動作を可視化するローカルデスクトップアプリ「claude-devtools」がGitHubで公開。トークン消費の内訳表示、エージェントツリーの可視化、カスタムトリガー通知などを提供。公開から数日でHN 3位・700+スター・3,700DLを達成。
Claude CodeのCLIをビジュアル化するOSSツール「claude-devtools」が公開3日で3,700DL、HackerNews 3位を記録
Reddit「r/ClaudeAI」に投稿された「Claude Code’s CLI feels like a black box. I built a local UI to un-dumb it, and it unexpectedly blew up last week.」というスレッドが51件のコメントを集めている。
Claude CodeのCLI動作を可視化するローカルデスクトップアプリ「claude-devtools」が公開後、Hacker Newsで3位を記録し、GitHub上で700以上のスター、3,700以上のダウンロードを達成したと開発者が報告している。
開発の背景: 「ブラックボックス」への不満
開発者は、Claude Codeの公式CLIが多くの重要情報をユーザーに見せないことへの不満から本ツールを開発したと述べている。
開発者が挙げた具体的な問題点:
- 正しいファイルを編集したかどうかが分からない(
.envや決済関連ファイルに触れていないか) - 依存関係をハルシネーションしていないか
- なぜ特定の処理に5,000トークンかかったのか
既存の対処法の限界として、他のGUIラッパーは自身のUI経由のコマンドログしか表示できず、既存のターミナルセッションの履歴は読めないこと、--verboseモードは大量のテキストを出力するが遡及デバッグには不向きで、Teamsや並列サブエージェント使用時はログが混在して判読困難になることが挙げられている。
主な機能
Context Forensics(コンテキスト内訳表示)
CLIのプログレスバーに代わり、ターンごとのコンテキスト使用量を内訳表示する。「ファイルコンテンツ」「ツール出力」「Thinking」「CLAUDE.md」の各カテゴリごとにトークン消費量を確認でき、単一の大きなファイルやMCP出力がコンテキストを圧迫しているケースを即座に特定できる。
Agent Trees(エージェントツリー可視化)
Claudeがサブエージェントを生成したり、並列Teamsを実行した場合、CLIのログは混在して読みづらくなる。このツールは実行ツリーを整理して視覚的に表示し、並列セッションの事後レビューを容易にする。
カスタムトリガーと通知
CLIを常時監視する必要をなくすため、以下のようなカスタムトリガーを設定できる:
.envファイルへのアクセス試行を検出した場合- 単一のファイル読み取りが4,000トークンを超えた場合
条件に合致した場合、OSシステム通知が発火し、事後にアプリを開いて遡及デバッグできる。
インラインDiff表示
「2ファイルを編集しました」という通知ではなく、実際に何が追加・削除されたかを赤/緑で表示する。
ツールの特性
- 100%ローカル動作
- 無料・MITライセンス
- ラッパーではない: コマンドのインターセプトやプロンプトの注入は行わない。
~/.claude/のセッションログを読み取り、実行トレースを再構築して可視化するのみ。ネイティブターミナルワークフローはそのまま維持される
開発者が発見したトークン最適化のポイント
開発者はツールを使用して自身のワークフローを分析した結果、以下の非効率を発見したと述べている:
1. 重いMCPと大きなファイルによるコンテキスト圧迫
typescript-lsp-mcpなどのツールが単一の呼び出しで10,000トークン以上を返すことがある。これが発生するとClaudeは「ダム」になり、セッションの残りの間パフォーマンスが低下する。コードベースをより小さなファイルに分割し、想定外の大きなファイルを.claudeignoreに追加することで改善できる。
2. 「雑な」ファイル参照の隠れたコスト
ファイルを@メンションで明示しないと、ClaudeはGrepやReadツールを使って該当コンテキストを探し回り、大量のトークンを消費する。ファイルを直接指定することで、ツール呼び出しなしにコンテキストに読み込まれ、タスク完了率が向上する。
3. 「自動」スキル選択の非効率
エージェントに適切なカスタムスキルを動的に見つけさせると、成功率にムラが出る。最初から明示的に使用するスキルを指定する方が、トークン効率が大幅に向上する。
4. 階層型CLAUDE.mdアーキテクチャ
単一の巨大なCLAUDE.mdはすべてのターンでコンテキストを圧迫する。ディレクトリ固有の指示を持つ階層型システムを構築することで、コンテキストをローカルに抑制できる。
参考リンク
- GitHub: matt1398/claude-devtools
- 公式サイト: claude-dev.tools
- Reddit投稿: r/ClaudeAI - Claude Code’s CLI feels like a black box
本記事の情報は2026年2月20日時点のものです。最新情報はGitHubリポジトリをご確認ください。
関連記事
10年のエンジニアが「90%をClaude Code + Codexで構築」したOSSライティングアプリ「Errata」を公開。フラグメントシステムによるLLMコンテキスト制御が特徴
経験10年のソフトウェアエンジニアが開発したLLM支援ライティングアプリ「Errata」がGitHubで公開された。開発の約90%にClaude CodeとCodexを使用。ブロックベースのコンテキストエディタとLibrarianエージェントを特徴とするOSSプロジェクト。
GoogleのAIコーディングアシスタント「Gemini Code Assist」の全容。個人向け無料プランは1日6,000回のコード補完、内部コードネームは「Antigravity」
Googleが提供するAIコーディングアシスタント「Gemini Code Assist」の機能、エディション構成、料金体系、および内部コードネーム「Antigravity」の技術的詳細を解説する。VS Code・JetBrains対応、Gemini 2.5搭載、1Mトークンコンテキストウィンドウを備え、個人向けは無料で利用可能。
868のスキルをnpx 1コマンドで——「Antigravity Awesome Skills」が主要AIコーディングエージェントの共通スキル基盤になりつつある
Claude Code・Gemini CLI・Codex CLI・Cursor・GitHub Copilotなど主要AIコーディングアシスタントを横断する868以上のスキルライブラリ「Antigravity Awesome Skills」(v5.4.0)を詳細分析。Anthropic・Vercel・OpenAI・Supabase・Microsoftの公式スキルを統合した設計思想、ロール別バンドル・ワークフロー機能、SKILL.mdによる相互運用性のアーキテクチャを解説する。
人気記事
Claude Code v2.1.93 リリース - PreToolUseフック延期決定やフリッカーFREE渲染など
AnthropicがClaude Code v2.1.93をリリース。PreToolUseフックの延期決定機能、フリッカー-freeレンダリングオプション、PermissionDeniedフック、名前付きサブエージェントのタイプアヘッド対応などを含む。
Claude Code v2.1.92 リリース - forceRemoteSettingsRefreshやBedrockセットアップウィザードなど
AnthropicがClaude Code v2.1.92をリリース。forceRemoteSettingsRefreshポリシー設定、Bedrockセットアップウィザード、costコマンドの改善など多数の機能追加とバグ修正を含む。
Claude Code v2.1.84 リリース - PowerShellツールプレビューと環境設定の強化
Claude Code v2.1.84がリリース。Windows向けのPowerShellツール、環境変数によるモデル選択のカスタマイズアイドルセッション処理の改善などが含まれる。
最新記事
Claude Code v2.1.93 リリース - PreToolUseフック延期決定やフリッカーFREE渲染など
AnthropicがClaude Code v2.1.93をリリース。PreToolUseフックの延期決定機能、フリッカー-freeレンダリングオプション、PermissionDeniedフック、名前付きサブエージェントのタイプアヘッド対応などを含む。
Claude Code v2.1.92 リリース - forceRemoteSettingsRefreshやBedrockセットアップウィザードなど
AnthropicがClaude Code v2.1.92をリリース。forceRemoteSettingsRefreshポリシー設定、Bedrockセットアップウィザード、costコマンドの改善など多数の機能追加とバグ修正を含む。
Claude Code v2.1.91 リリース - MCPツール結果の永続化とEditツールの最適化
Claude Code v2.1.91ではMCPツールの結果サイズの上書き、シェル実行の制御強化、Editツールの効率改善などが行われた。