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2026年、エンジニア向けAIツール(コーディング以外)。ドキュメント作成、デバッグ、インフラ管理を支援

2026年2月時点でエンジニアの業務を効率化するAIツールを紹介。コーディング以外の用途—ドキュメント作成、デバッグ、インフラ管理、コードレビュー等を解説。

投稿者: AI Tools Hub 編集部
エンジニア 開発者 DevOps ドキュメント

2026年、エンジニア向けAIツール(コーディング以外)。ドキュメント作成、デバッグ、インフラ管理を支援

2026年2月現在、エンジニア向けAIツールはコーディング支援だけでなく、ドキュメント作成、デバッグ、インフラ管理、コードレビュー、テスト生成など幅広い領域に拡大している。Stack Overflow Developer Survey 2025によれば、開発者の約85%が何らかのAIツールを業務に活用しており、コーディング以外の用途での利用も急速に増加している。

本記事では、2026年2月時点でエンジニアがコーディング以外の業務で活用できるAIツールを解説する。


エンジニア業務におけるAI活用分野

コーディング以外の主要領域

  1. ドキュメント作成・更新

    • README、APIドキュメント、技術仕様書
    • コメント、JSDoc/docstring生成
  2. デバッグ・トラブルシューティング

    • エラーメッセージ解析
    • ログ分析
    • 根本原因分析(RCA)
  3. コードレビュー

    • プルリクエストレビュー支援
    • セキュリティ脆弱性検出
    • ベストプラクティス提案
  4. テスト生成

    • ユニットテスト自動生成
    • E2Eテストシナリオ作成
  5. インフラ・DevOps

    • インフラコード(Terraform、Kubernetes等)生成
    • CI/CDパイプライン設計
    • 監視・アラート設定
  6. コミュニケーション

    • 技術的な質問への回答
    • プルリクエストの説明文作成
    • 障害報告書(ポストモーテム)作成

主要AIツール

1. ChatGPT / Claude - 汎用エンジニアリングアシスタント

提供元: OpenAI (ChatGPT)、Anthropic (Claude)
主な用途: ドキュメント作成、デバッグ、技術質問、コードレビュー
料金:

  • ChatGPT Plus: $20/月
  • Claude Pro: $17/月(年間契約時)

エンジニア向け活用方法

ドキュメント作成:

プロンプト例:
「以下のPython関数のdocstringを作成してください。Google Styleで。

def calculate_total_price(items, tax_rate, discount=0):
    ...

ChatGPT/Claudeがdocstring(引数、戻り値、例外、使用例)を自動生成。

README生成:

プロンプト例:
「以下のプロジェクト構造から、GitHubのREADME.mdを作成してください。
- インストール方法
- 使用方法
- APIリファレンス
- コントリビューションガイド

プロジェクト構造:
[ディレクトリ構造、主要ファイルの説明]」

デバッグ支援:

プロンプト例:
「以下のエラーメッセージを解析し、原因と解決策を提案してください。

Error: ECONNREFUSED 127.0.0.1:5432
    at TCPConnectWrap.afterConnect [as oncomplete]

ChatGPT/Claudeがエラーの原因(PostgreSQL接続失敗)と解決策(サービス起動確認、ポート確認等)を提案。

技術選定の相談:

プロンプト例:
「以下の要件でデータベースを選定してください。

要件:
- 月間アクティブユーザー: 100万人
- 読み取り/書き込み比率: 80/20
- データ型: JSON、リレーショナル
- 予算: AWS上で月$5,000以下

候補: PostgreSQL、MongoDB、DynamoDB、Aurora」

2. GitHub Copilot - コードレビュー・ドキュメント支援

提供元: GitHub (Microsoft)
主な用途: コード補完、コードレビュー、ドキュメント生成
料金:

  • Individual: $10/月
  • Business: $19/席/月

URL: https://github.com/features/copilot

コーディング以外の活用方法

Copilot Chat(IDE内):

VS Code、JetBrains IDE内でCopilotとチャット可能。

質問例:
「このファイルの関数にdocstringを追加してください」
「このクラスの単体テストを生成してください」
「このエラーの原因を説明してください」

プルリクエスト要約(GitHub.com):

Copilotがプルリクエストの変更内容を自動要約。レビュアーの理解を支援。

コミットメッセージ生成:

IDE内で:
1. 変更をステージング
2. Copilotが変更内容を分析
3. 適切なコミットメッセージを提案

3. Cursor - AIネイティブIDE

提供元: Anysphere
主な用途: AI統合開発環境、コード生成、リファクタリング、デバッグ
料金:

  • Hobby: $0(月間2,000リクエスト)
  • Pro: $20/月
  • Business: $40/席/月

URL: https://cursor.sh/

主要機能

Cmd+K(コマンドパレット):

  • 自然言語でコード操作を指示
  • 「この関数をリファクタリングして」「テストを追加して」等

Chat(サイドバー):

  • コードベース全体を理解したAIチャット
  • 「このプロジェクトの認証フローを説明して」等

エラー解析:

  • エラー発生時、AIが自動的に原因を分析
  • 修正提案を表示

4. Sourcegraph Cody - コードベース検索・理解

提供元: Sourcegraph
主な用途: 大規模コードベースの検索、理解、ナビゲーション
料金:

  • Free: $0(個人、制限あり)
  • Pro: $9/月
  • Enterprise: カスタム価格

URL: https://sourcegraph.com/cody

主要機能

コードベース全体の理解:

質問例:
「ユーザー認証のフローを説明してください」
「この関数を呼び出しているすべてのファイルをリストしてください」
「決済処理のコードはどこにありますか」

Codyは大規模コードベース(数百万行)を検索し、関連コードを特定、説明を生成。

コンテキストアウェアなドキュメント生成:

コードベース全体を理解した上で、適切なドキュメントを生成。


5. Datadog Bits AI - 監視・インシデント対応

提供元: Datadog
主な用途: 監視データ分析、インシデント対応、根本原因分析
料金: Datadog契約に含まれる(一部機能)

URL: https://www.datadoghq.com/

主要機能

自然言語クエリ:

質問例:
「過去1時間でエラー率が最も高いサービスは?」
「CPU使用率が90%を超えたインスタンスをリストして」
「昨日のデプロイ後に異常が発生したか?」

Datadogの監視データをAIが分析、回答を生成。

インシデント対応支援:

  • 異常検知時、関連するログ、メトリクス、トレースを自動収集
  • 根本原因の仮説を提案
  • 過去の類似インシデントを検索

ポストモーテム自動生成:

インシデント終了後、タイムライン、影響、原因、対策をまとめたポストモーテムを自動生成。


6. Snyk / GitHub Advanced Security - セキュリティ脆弱性検出

提供元: Snyk、GitHub
主な用途: セキュリティ脆弱性検出、依存関係分析
料金:

  • Snyk Free: $0(個人、制限あり)
  • Snyk Team: $25/開発者/月
  • GitHub Advanced Security: GitHub Enterprise契約に含まれる

URL: https://snyk.io/、https://github.com/features/security

主要機能

依存関係脆弱性スキャン:

Snykが自動検出:
- 既知の脆弱性(CVE)
- ライセンス問題
- 更新が必要なパッケージ

AIによる修正提案:

脆弱性検出時、AIが修正方法(バージョンアップ、パッチ適用等)を提案。

コードスキャン:

  • SQLインジェクション、XSS等のセキュリティ問題を検出
  • 修正コードを提案

7. Terraform / Pulumi + AI - インフラコード生成

提供元: HashiCorp (Terraform)、Pulumi
主な用途: Infrastructure as Code(IaC)生成・管理

AIとの統合

ChatGPT/Claudeでのインフラコード生成:

プロンプト例:
「AWS上に以下のインフラをTerraformで構築してください。
- VPC(10.0.0.0/16)
- パブリックサブネット×2
- プライベートサブネット×2
- ALB
- ECS Fargateクラスター
- RDS PostgreSQL」

ChatGPT/Claudeが完全なTerraformコードを生成。

Pulumi AI:

Pulumiは公式にAI機能を統合。自然言語でインフラを記述し、TypeScript/Python等のコードを自動生成。


8. Linear / Jira + AI - プロジェクト管理

提供元: Linear、Atlassian (Jira)
主な用途: イシュー管理、プロジェクト管理

AI機能

Linear AI:

  • イシューの自動分類、優先度付け
  • 類似イシューの検出
  • イシュー要約、コメント提案

Jira + Atlassian Intelligence:

  • イシュー作成時のフィールド自動入力
  • イシュー要約
  • 類似イシュー検索

活用ワークフロー例

ケース1: APIドキュメント自動生成

目的: 新規APIのドキュメントを自動生成

ツール: ChatGPT/Claude + Swagger/OpenAPI

ステップ:

1. コードからOpenAPI仕様を生成(自動または手動)

2. ChatGPT/Claudeにプロンプト:
「以下のOpenAPI仕様から、開発者向けのAPIドキュメント(Markdown)を作成してください。
- 概要
- 認証方法
- エンドポイント一覧
- 各エンドポイントの詳細(パラメータ、レスポンス、例)
- エラーコード」

3. 生成されたドキュメントをレビュー、修正

4. README.mdまたはドキュメントサイトに公開

時間短縮: 従来2~3時間 → 30分


ケース2: 本番障害のデバッグ

目的: 本番環境で発生した障害の原因特定と修正

ツール: Datadog Bits AI + ChatGPT/Claude

ステップ:

1. Datadogで異常アラート発生

2. Bits AIに質問:
「過去30分でエラー率が急増した原因は?」

3. Bits AIが:
   - 関連ログを収集
   - エラー発生箇所を特定
   - 原因仮説を提示(例: デプロイ後の設定ミス)

4. ChatGPT/Claudeにエラーログを貼り付け:
「以下のエラーログを分析し、修正方法を提案してください」

5. 修正を実装、デプロイ

6. Datadogで復旧確認

時間短縮: 従来2~3時間 → 30分~1時間


ケース3: セキュリティレビュー

目的: プルリクエストのセキュリティレビュー

ツール: Snyk + GitHub Copilot

ステップ:

1. プルリクエスト作成

2. Snykが自動スキャン:
   - 依存関係の脆弱性検出
   - コードのセキュリティ問題検出

3. GitHub Copilotがプルリクエストを要約:
   - 変更内容の概要
   - 潜在的なリスク

4. レビュアーがSnyk、Copilotの結果を確認

5. 必要に応じて修正を依頼

エンジニア向けAIツール選定ガイド

用途別推奨ツール

ドキュメント作成:

  • ChatGPT/Claude(汎用)
  • GitHub Copilot(コード連携)

デバッグ・トラブルシューティング:

  • ChatGPT/Claude(エラー分析)
  • Datadog Bits AI(監視データ分析)

コードレビュー:

  • GitHub Copilot(プルリクエストレビュー)
  • Sourcegraph Cody(コードベース理解)

セキュリティ:

  • Snyk(脆弱性検出)
  • GitHub Advanced Security

インフラ・DevOps:

  • ChatGPT/Claude + Terraform/Pulumi(IaC生成)

ベストプラクティス

1. AIを「最初のレビュアー」として活用

コード、ドキュメントをAIに最初にレビューさせ、明らかな問題を検出。人間のレビュアーはより高度な判断に集中。

2. プロンプトを具体的に

曖昧なプロンプトではなく、具体的な要件、フォーマット、スタイルを指定。

❌ 「このコードにコメントを追加して」
✅ 「このPython関数にGoogle Style docstringを追加してください。引数、戻り値、例外、使用例を含めてください」

3. AI出力は必ず検証

AIが生成したコード、ドキュメント、分析結果は必ず人間が検証。特にセキュリティ、本番環境に関わる部分は慎重に。

4. コンテキストを十分に提供

AIに十分なコンテキスト(コード、エラーログ、要件等)を提供。コンテキストが不足すると、回答の品質が低下。


まとめ

2026年2月時点、エンジニア向けAIツール(コーディング以外):

主要ツール:

  • ChatGPT/Claude: 汎用アシスタント(ドキュメント、デバッグ、技術質問)
  • GitHub Copilot: コードレビュー、コミットメッセージ生成
  • Cursor: AIネイティブIDE
  • Sourcegraph Cody: 大規模コードベース検索・理解
  • Datadog Bits AI: 監視・インシデント対応
  • Snyk: セキュリティ脆弱性検出

活用領域:

  • ドキュメント作成・更新
  • デバッグ・トラブルシューティング
  • コードレビュー
  • セキュリティ
  • インフラ・DevOps

エンジニアがAIツールを活用することで、コーディング以外の業務(ドキュメント、デバッグ、レビュー等)を大幅に効率化可能。ただし、AI出力は必ず検証し、クリティカルな判断は人間が行うことが重要。


参考リンク


(本記事の情報は2026年2月14日時点のものです。各サービスの機能や料金は変更される可能性があります。最新情報は各公式サイトをご確認ください)

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